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ほっとした

マクロンとルペンが上位2人に残りました。
ほっとしました。

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マクロンが大統領になるのは100パーセント間違いない。
結局「中道右派もダメだった。中道左派もダメだった。じゃあどうする?」
となったときに、従来の二大政党ではない、若い(39歳)、「真ん中」のマクロンになった。
前途多難はこれから。
右と左の良いとこ取りだけど、本当にできるのか。
これから国民議会選挙(衆議院に相当)があるけど、どうなるのか。
個人的には、もし私に投票権があったらマクロンかアモンに入れていたので、マクロンで満足。
ルペンは残らないという予測は外れたけど(苦笑)。
フィヨンはあと一歩で敗れたけど、むしろフィヨンとマクロンの決選投票にならなくてよかった。
フィヨン陣営はサルコジを恨んでいるだろうし、左派陣営は「左派で統一できていれば・・・」と悔やんでいる。メランションとアモンを足すと、トップに立つはずだったので。
左派統一という動きはずーーーーとあった。最初は「なぜメランションはアモンに合流しないのか」と言われ、いまは「アモンがメランションに合流していれば・・・」というため息がもれている。
でもムリなのはわかっている。国内政策では二人は合意ができるかもしれないけど、対外政策がまったく違う。二人の世界観は、思想の違い。一緒になれるわけがなかった。
大学院の友達は、マクロン支持が圧倒的に多かった。他にもいたかもしれないけど、あまりみんな大っぴらに言わないしね。メランション支持者はあまり隠さないので、彼の支持者も割といた感じ。
マクロンの隠しきれない宗教臭さが好きじゃないのだけど、少なくとも彼はフィヨンみたいに「キリスト教の寛大の精神にのっとって」などとは言わず、ライシテをちゃんと守ろうとしていた。だからまあいい。

あれほど大騒ぎしたにもかかわらず、結果的には、従来の中道右派にすらいかず、もっとずっと左寄りの「まんなか」に行きました。メルケルもシュルツも一安心。フレグジットと騒いだ(というか望んだ)英国の反応はどうなのかな。
もう誰もが「マクロン大統領、確定」と思っているので、これからの二人の争点なんてどうでもいい感じだが、「共和国を守れ」という流れになるでしょうね。EUの話は出ても、だから何?という感じでしょう。もう候補者の主張も、がなり声も聞き飽きた。
確かにトランプ効果はルペンにとっては追い風になっただろう。とはいっても、フランスはアメリカほど大国じゃないし、地理的に孤立していないし、ルペンは党創始者の娘だというだけで、トランプのような実績も力も頭もないし・・・。

それよりも、二人はテレビ討論をやるのかしら。ルペンは自分の集会で終盤「私が大統領になったら○○○(アラブ系の名前)などというフランス人はいない」などと叫んでいたが、それって実際にどうやるのかということを、マクロンにテレビ討論でぜひつっこんでほしい。すでにそういうフランス人は大勢いて、3世4世すらいる。植民地の遺産。彼らを追い出すの?それってナチスよね?そこをマクロンにぜひ突っ込んで欲しい。トランプは移民(?)の流入はとめようとした(そして裁判所に撃退された)。でも、アメリカ人を追い出すとは言っていない。そもそもアメリカは移民国家の歴史。でもルペンは違う。FNは違う。女性党首をいただいて、マイルド路線で仮面をかぶっているけれど、あの党は根本はナチスなのだ。選挙終盤になって支持率が少し下がってきたら、自分の集会で(テレビではなく)本性を現してきていた。そこをマクロンに突っ込んでほしい。


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